ダイハツ:コペン 錆腐食修理

コペン 錆穴修理

↑ダイハツ コペン ボディーのさび浮きが左右のサイドステップ、左右のホイールアーチ周辺に多々見られました。おそらくこの様な症状は、雪国や山間部での凍結材の影響ではないかと思われました。また、海岸沿いの地域のお車にもさび浮きが出ますが潮風で錆びた場合はボディー下部に錆が集中せずにまんべんなくさびが見られます。 順を追って修理のご説明を致します。

↑ボディーが所々、さびの力で膨れ上がっています。 先ずはどこが浮きが出ているのかを把握していきます。その後、症状が出ている周辺の塗装を剥がして現状を把握します。左後輪部分になります。

↑塗装が所々、数センチの楕円上の形に浮き上がっています。 この塗装の下、鉄板の状態がどうなっているのか気になります。こちらは、右側後輪付近。

コペン 錆穴修理

↑左側サイドステップも錆で朽ちています。サイドステップの先端(タイヤに近い部分)が朽ちてボロボロになっています。

↑ある程度離れて見てみると一見 分かりずらいですが、

↑アップで見ると、錆の浮きがよくわかります。 この様な症状が随所に見られます。

↑錆浮きの部分を剥がしてみた所です。どうやらこの車両は、以前に錆穴修理をしていたようですが、穴を鉄板を貼り付けして修復されていません、パテで鉄板の穴をふさいでいます。恐らく、この様な修理では短期間で塗装が膨れあがるのが想像出来ます。

コペン 錆穴修理 右側後輪

↑鋼板を切り出して穴をふさぎます。使用する鉄板は、両面に亜鉛処理されていて錆に強いです。サイズや形を確かめています。

鋼板を溶接したところになります。小さい錆穴も順々に修理していきます。

小さい錆穴を鋼板で修復しています。溶接跡は、出っ張りますのでグラインダーで研磨して平滑に仕上げます。

コペン 錆穴修理 左側後輪

↑左側後輪の塗装を剥がしました。こちらも大きな錆穴をパテでふさいで修理されてありました。この車両は、車一周、この様なひどい修理方法で施工されてしまった様です。

↑鋼板を切り出して、部分的なパーツを作ります。サイズや位置を確認しています。

↑鋼板を溶接後にパテで平滑に仕上げます。 その後にサフェーサーという下地塗装をします。

↑サフェーサーという下地の塗装をしました。サフェーサーは24時間以上 乾燥させます。 サフェーサー乾燥後に研磨して最終的に形を仕上げます。

↑塗装をいたしました。

コペン 錆穴修理

この様な手の込んだ鈑金修理ですが、意外と安いと好評です。

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